Subway Salsa / RECORD MART / VAMPI SOUL 2011
さて、僕のNY旅の思い出−1986最終回となります。
以前ですがSNSで少しい寂しい記事を目にしました。
NYマンハッタンの中央駅、42st.タイムズスクエア駅の構内にあったレコード店が閉店となったという内容です。
このお店の店名は忘れてしまいましたが、NYに旅行に行かれたラテン音楽好きな方でしたら、一度は訪れたお店であろうかと思います。
かなり狭い店内にはレコードやカセットテープがぎっしり詰まったお店で、特にラテン音楽のレア盤が豊富に置いてありました。
当時僕はダウンタウンに居候していて、アップタウンへ地下鉄で移動する時は大概、タイムズスクエアで乗り換えがあり、そのついでにこのお店にも足繁く通いました。
とにかく値段が安く、学生の僕にとってはとてもありがたかったです。
最近僕は今回紹介するこのCDを買いました。
あまりオムニバス盤は買わないのですが、このCDは当時の懐かしい思い出が頭をよぎったのか、すぐに手に取りレジへ直行しました。
クレジットを見ると、FANIAレーベル所属のアーティストといった有名どころは収録されておりません。
その代わり、Tambo、Yambu、Zeperoke、など、今市場で発見したらとても高価な値がつく、アーティストの楽曲が収録されています。
これらは今、リイシュー盤が発売されてたりして、僕はそれらを買っています。(何枚かは原盤を持っていますが。)
今、聴くと、なぜもっと早くこれらのアーティストたちの存在を知らなかったのか残念に思えます。
1986年はまだサルサを聴き始めたばかりだったので、知る由もなかったわけですが、今、このお店が存続していたら、間違いなく買い漁っていたことでしょう。
デープでハードなNYサルサは、やはりハートに焼きつきます。
NYという街は、クールさや個性と多様性があり、一見すると冷ややかな印象を受ける方もいらっしゃるかと思いますが、
僕にとっては、何か心揺さぶらされる街に感じます。
次に訪れるのはいつになるかわかりませんが、またたくさんの刺激を受けることになるでしょう。