SANTANA / ABRAXAS /Columbia 1970
皆さま、おはようございます。
梅雨入りも間近ですが、今日はこちらは晴れ、気温も30℃まで上がるとの予報です。
先日、購入したEric ClaptonのロックダウンセッションのDVDを見てましたら、Black Magic Womanの演奏にしばし聴き入ってしまいました。
原曲はOtis RushのAll Your Loveという曲らしいということは存じておりましたが、恥ずかしながら、私はその原曲は聞いたことがありません。
DVDの演奏は、ほぼアコースティックギターでしたので、おそらく原曲をイメージし、さらにClaptonなりに掘り下げた感じにしたっかのでしょうか。
さて、この曲といえばSantanaのABRAXAS(邦題:天の守護神)に収録されており、こちらがどちらかというと有名な収録かと思います。
久しぶりにこのレコードを聴いてみました。
やはりこちらの収録の方が自分の耳に馴染んでいるように感じました。
それは自分がラテン音楽に傾倒するきっかけになったのが、Santanaであり、最初に購入したのがこのレコードだったからかもしれません。
まだ高校生の頃です。
このレコードでのBlack Magic Womanは、今思えば歌の部分からCha Cha Cha(キューバ発祥のリズムです。)に展開し、それとヴォーカルが相まって強烈なブラッキーな印象と衝撃を与えてくれます。
それとOye Como Vaという曲ですね。
ラテン音楽がお好きな方でしたらお馴染みのこの曲ですが、NYラテン界で花形スターだったティバレス奏者、Tito Puenteが書いた曲です。
こちらのリズムもやはりCha Cha Chaです。
Cha Cha Chaというリズムはミディアムテンポで4部音符頭打ちですので、誰でも乗りやすいしわかり易いです。
Santanaのギターと、もう一人忘れてならないのが、この時代のバンドを支えたキーボード奏者、Gregg Rolieです。
彼の奏でるハモンドオルガンは曲にマッチしたとても味わい深いメロディーを醸し出しています。
昨夜は、すっかり埃にかぶってしまっていたこのレコードを綺麗にしてあげて、久しぶりに味わい深く聴きました。