alejandoro falcon / Cuba NOW danzon
皆さん、こんにちは。
今日はいくぶん暖かいような気がします。
さて、昨日のこと悲報が入ってきました。
クラシック音楽界の巨匠、小澤征爾氏が亡くなられました。享年88歳。
ここよりご冥福をお祈りいたします。
なかひーとクラシック音楽との関係は?とたずねられても、私はクラシックの識者ではないので気の効いたコメントはできないのですが。
僕がまだ小学生だった頃の話しです。
僕は音楽の授業がからきしダメで、授業中に当時流行っていた、山本リンダさんの「どうにも止まらない」の振りなど真似していて、よく廊下に立たされていました。
クラシック音楽を聴くのがたまらなく退屈でした。
当時、父はと言いますと給料をほとんど銀座のダンスクラブに叩いていて(今、思うと営業マンだったから接待とかでしょうがなかったと思うけど・・・)、休みの日でも昼酒を飲みマンボダンスを踊る、滑稽な父でした。
その家庭の中で、教師を両親に持つ母がある日、クラシックのコンサートに僕を無理やり引っ張って行きました。
今も現存する、埼玉会館というホールです。
今も母に聞かせられるのですが、そのコンサートで指揮棒を振られていたのが、まだ若き30代の小澤征爾氏だったそうです。
どの管弦楽団で曲目が何だったのか全く記憶はないのですが、勇猛に指揮をとる小澤氏に感化された私は、その日からすっかりマエストロ気取りで、茶ぶ台の上に立ち、レコード(なんと!こんな我が家に当時珍しいステレオが合ったのです!)に合わせて、さえバシを振っていたとのこと。
こんな話しが、小澤氏の花向けになるとは甚だ思いませんが、ちょっとした思い出です。
前置きがかなり長くなりましたが、今回はちょっとクラシックにあやかって、キューバのdanzonという音楽を演奏するイケメンピアニストの紹介となります。
danzonってなあに?ですよね。
danzonとは古くから伝承されているキューバ音楽のスタイルです。
オーソドックスな曲な構成は、前半部分がスペイン由来の宮廷音楽の名残りあるクラシカルなサウンド。途中からチャチャチャなどに展開するパターンが一般的かなと思います。
2部構成ですね。
これハマるとかなり中毒性が強く(私だけ?)楽しく聴けますよー。
このイケメンピアニストはかなりやり手で、この後半部分をsonにアレンジしたりして。とっても小粋な感じです。
「Esas si son cubanas」という曲です。すごく楽しい。
「Cancion para Romeu」という曲は弦楽奏がとっても美しいです。クラッシックが好きになります。優雅です。
僕がdanzonにハマったきっかけは、2019年キューバへ訪れた際、ホテルナシオナルという格式あるホテルの中庭で、キューバの至宝とも言われている、Orquesta Aragonを聞いた時からです。
このお話しは次回ということで。