emiliano salvador / (No title)
おはようございます。
今週はライブを聴きに行く機会が多く、ブログの更新が少し疎かになってしまいました。読者の皆さま申し訳ございません。
ラテンから少し話しが逸れますが、1/26にBilly Joelの来日コンサートに行ってきました。
年齢が74歳ということもあって最後の来日公演となったようです。
素晴らしいライブでとても満足感に溢れました。
ライブ本編の最後の曲が名曲「piano man」でした。聴いていて、その昔、比較的長期に滞在したニューヨークを思い出しつつ、感動に酔いました。生で聴けて良かったです。
さて今回の紹介は、僕が好きなキューバの「paino man」ことemiliano salvadorです。
現代キューバンミュージシャンで彼の影響を受けていない人はいないと言われるほどの才能豊かなピアニストです。
しかしその彼は今、この世には存在いたしません。
1992年に41歳の若さで亡くなりました。
ジャケットの写真からの僕のイメージですが、かなり気難しくワイルドな方のように思いましたが、その音は繊細です。
ラテン音楽のピアノのフレーズと言いますと、良くトゥンバオ(僕はピアノ弾きではないので、上手に説明できないのですが、リズミカルな繰り返しのフレーズと言いましょうか...)を連想される方がいらっしゃるかと思いますが、彼の楽曲にはああまりこのフレーズを多用していない気がします。
その背景には、彼が特に米国のジャズの影響を受けているのが明らかだからだと思います。
特に彼は、セルニアス・モンクの強烈な信者だったと言われています。
このアルバムは1988年に発表されたアルバムです。
メンバーはクレジットされていませんが、当時の彼のコンボに間違いないでしょう。
jose carlos acosta (sax)、feliciano arango(bajo)、emilio del monte(drums)、rodolfo valdes terry(percusion)
彼の攻撃的なピアノに着いて行くのは並大抵のことではありません。
メンバー全員が素晴らしいミュージシャンであることは間違いありません。
このアルバムはほとんどemilioかsaxのjoseの曲ですが、一曲だけ「Blue Guaguanco」というBobby Carcasesの曲を演奏しています。
これが超高速!で素晴らしい演奏です。
聞き応えがありますよ。
さて、3回にわたってお送りしましたラテンジャズ(キューバの)シリーズは今回がいったん、一区切りとなります。
また機会がありましたら書いてみたいと思います。