RUBEN GONZALEZ / INDESTRUCTIBLE

皆さま新年明けましておめでとうございます。

と言っても元旦から手放しにおめでとうございますとは申しづらい、出来事が起きています。

石川県能登を中心とした大規模地震。多くの方が被災され、家屋の倒壊、亡くなられた方もいらっしゃいます。

この場より、心よりお見舞い、ご冥福をお祈りいたします。

また昨日の羽田空港のおける日航機と海上自衛隊機の衝突事故。海上自衛隊機の乗組員5名の方が命を落とされました。新潟空港まで救援に向かう予定だったそうです。また日航機の乗客の皆さまは全員避難できたとのことですが、さぞかし怖い思いされたことでしょう。

さて話しは変わりますが、こういう状態ですと華やかな音楽を聴く気になかなかなれず、落ち着いた気持ちにさせてくれる音楽が聴きたくなるのは私だけではないかと思います。

RUBEN GONZALEZというピアニストをご存知でしょうか。

そう、大ベテランのキューバのミュージシャンを題材とした映画「BU ENA VISTA SOCIAL CLUB」に出演されておりました。

かなりお年を召されたご老人のピアニストが印象に残っていらっしゃる方も多いかと思います。

いざピアノの前に座るとシャキッとして整然とピアノを弾く姿、しかし飛び出さすフレーズがなんとも味があり煌びやかだったことが脳裏に焼き付いています。

この映画の発表から間もなくして発売された一連の出演ミュージシャン達のCDを一枚一枚買い求め、毎日聞いていました。

もちろんRUBENのCDも愛聴盤でもあり、僕にとってのキューバ音楽入門盤でもあります。(「introducing...」「chanchullo」というタイトルがついています。)

もっと古い音源はないのかな。と思いレコードなど探して周りましたがなかなか見つけることはできませんでした。

そんな矢先、このCDを見つけたのです。

ライナーに高橋研二さんがご記載された解説によりますと、このCDの音源は1962年頃に録音されたらしきもので、当時RUBENは、ENRIQUE JORRIN楽団に在籍されていたらしいです。(ENRIQUEはキューバ音楽の代表的リズムの一つであるcha cha chaの創始者です。)

遡りますとRUBENの活動歴はその年齢からもっと古くからでありますが、ここまでクルーズアップされることなかったようです。(キューバ国内では有名だったかも知れませんが)

彼のピアノから放たれる雄大かつ繊細なフレーズは当時の録音からしてもそうですし、晩年においても色褪せることは決してなかったと思います。

キューバには誉れ高き偉大なピアニストが沢山おります。

BOLA DE NIEVE、FRANK EMILIO、CHUCO VALDES 等など、また最近でも才能豊かなピアニストも輩出されおります。

そんな中でRUBENは僕にとって綺羅星の一人であることは間違いありません。

少しだけ宣伝させてください。本日、ラジオ出演いたします。

パーカッショニストのURIさんこと丸山友里さんの番組、コマラジAfternoon Navi、「URIのKoma-coco Rumvita」という番組です。

12:30〜の出演となります。よろしかったらお聴きくださいね。

本年もよろしくお願いいたします。

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