HAYDEE MILANES/CANTA A MARTA VALDES-PALABRS
のんびりとした長閑な年末を過ごしています。皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
今年は、夏に妻のがんの発病、そして手術、術後の抗がん剤による治療とかなり苦しい時期もありました、おかげさまで病態も落ち着いており、二人でゆっくりと過ごしています。
行きたっかたライブにも段々と行かれるようになり、楽しい日々も過ごさせていただいております。
さて、こんな年末にゆっくり過ごすのにおすすめの1枚をご紹介しましょう。
キューバ出身の歌手、HAYDEE MILANES(あの大歌手、PABLO MILANESのお嬢さまです。現在はマイアミにお住まいのようです。)の、MALTA VALDESというこれまたキューバのソングライターでもあり歌手の作品集です。
さて、MALTA VALDESという方ですが、1934年生まれでキューバのフィーリンというジャンル(フィーリンについてはまた今度、ご説明いたしますね。)で長きに渡り歌い続けてこられた方です。
このアルバムですが、一つ一つの楽曲をHAYDEEがMALTAへ敬意をあらわし、とても実直に丁寧に歌い込まれている素敵な仕上がりです。
僕は歌手ではありませんので、感覚的な話しになりますが、MALTAの楽曲は他の有名なフィーリンの楽曲より難しそうな気がします。
それはコード進行とかブレスのタイミングとか色々なのかも知れませんが、それだけMALTAの曲、聞き手にとって聞き応えがあるといことなのでしょう。
日本では、岸のりこさんがLLORAというこのアルバムでも収録されている曲を歌われたのを聴いたことがありますが日本の歌手の方がMALTAの曲を歌われたのを聴いたことがあまり内容な気がします。
(なまいきなことを書いていますね。申し訳ございません。)
それに果敢に挑戦されたHAYDEEの歌手としてのセンスが素晴らしいということでしょう。
技術的な話しはさておき、全体的にとっても温かみのある仕上がりとなっているこのアルバムは晴れた冬の日に聴くにはぴったりのように思えます。
温かい濃いめのコーヒーなど飲みながら。
それでは今年も残すところ2日を切りました。
良い年末をお過ごしくださいませ。